自由集会
海域底質のマイクロプラスチックを研究する
〜わかっていること,わからないこと,そして,これからのこと〜
Exploring the Depths: Microplastics in Ocean Floor Deposits — What We Know, Don't Know, and Need to Find Out
2024年7月2日(火)〜5日(金)に広島市にて開催される第3回環境化学物質合同大会にて,標記の自由集会を開催します。
https://j-ec.smartcore.jp/M022/forum/touron32/free_meeting
日時:
2024年7月2日(火)18:15〜19:45
オーガナイザー:
鈴木 剛(国立環境研究所),仲山 慶(愛媛大学沿岸環境科学研究センター)
概要:
マイクロプラスチック(MP)は、国際社会で対処すべき喫緊の課題となっています。陸域から海洋に流出したMPは、海洋を漂いながら、海底に沈んでいくと考えられていますが、実態がよくわかっていません。本集会では、海域底質中MP研究に取り組んでいる研究者をお招きして、MPの海洋環境における動態や運命、生態系へのリスク、そのベースとなる測定法や評価法について最新の話題を提供頂き、今後の課題について意見交換を行うとともに、学会や専門を超えた研究者ネットワークの構築を目指します。
企画趣旨説明:
国立環境研究所資源循環領域
鈴木 剛 室長
愛媛大学沿岸環境科学研究センター
仲山 慶 講師
話題提供1:
沿岸域堆積物におけるMP移動の推定と今後の課題
産業技術総合研究所地質調査総合センター
天野敦子 主任研究員
話題提供2:
深海堆積物中のMPsの分布実態把握・輸送経路の推定と今後の課題
海洋研究開発機構地球環境部門
土屋正史 副主任研究員(深海調査中のため、動画提供のみ)
話題提供3:
海底コアを用いたMP沈積量変化の復元と今後の課題
愛媛大学沿岸環境科学研究センター
加三千宣 准教授
話題提供4:
底生生物によるプラスチックの微細化について ~キタムラサキウニを例として~
東京大学大気海洋研究所海洋化学部門
山下 麗 特任研究員
話題提供5:
汽水~沿岸域底質中MPの生物影響評価の現状と今後の課題
鹿児島大学水産学部
宇野誠一 教授
話題提供6:
底質中の化学物質の生態影響評価の現状とMPへの適用性について
化学物質評価研究機構久留米事業所
安達竜太 課長
意見交換:
参加者を含めて意見交換